歯科コラム

歯周病の直接的な原因はプラークや歯石の中にいる歯周病菌です。
歯みがきが不十分だと、歯と歯ぐきの間の歯周ポケットにもプラークが残り、そこで歯周病菌が毒素を出します。
そして歯ぐきをはじめとした歯周組織に腫れや痛みなど炎症を引き起こします。

そして歯周病は間接的な原因「口腔内の環境」「生活習慣」にもリスクファクター（危険因子）があります。

・局所的な要因（口腔内の環境）

　歯並び、合わない被せ物、噛み合わせなど

・全身的な要因（生活習慣病）

　ストレス、運動不足、喫煙、食生活、遺伝、肥満、女性ホルモンの影響、薬の影響など

特に注意すべきなのは喫煙です。喫煙習慣があると歯周病の発見が遅れ、治りが悪い傾向にあります。

・毎日の正しい歯磨き
歯周病予防は毎日磨き残しなくお口の中を清潔できれいにしておくことが大事です。

毎日磨いている！と思っていても、磨き方が間違っていれば、歯周病予防にはなりません。磨きにくいところは歯ブラシ以外のフロスや歯間ブラシのような補助グッズを使うのもポイントです。

自分はどこが磨けていないのか、どのような歯ブラシを使ったらいいのか、お困りの方も多いかと思います。綾瀬の当院では患者様それぞれにアドバイスを行い正しい磨き方指導を行っております。

・生活習慣の見直し
歯周病の間接的な原因を除去するためにも、生活習慣の見直しが必要です。

生活習慣を改善することで、歯周病予防だけではなく全身の健康向上に繋がるのでこの機会に日々の食生活や睡眠、喫煙の有無などを振り返ってみましょう。

・定期的な歯医者への通院
毎日の歯磨きはもちろん大事ですが、それにプラスして歯石除去など歯医者にある専用の機械による歯のクリーニングも行いましょう。歯周病は自覚症状がなく進行する場合もあるため定期的な歯医者への通院で歯周病予防、早期発見につながります。