昨今、予防歯科の重要性は、多くの歯ブラシや歯磨き粉といった市販されている商品にも記載されているように、世の中に周知されてきているようです。
もちろん、虫歯や歯周病を「予防」することは大切ですし、有益なはずです。
では、実際、予防歯科を行うことでどれくらいのメリットがあるのでしょうか?
予防歯科というコンセプトを生み出したのは、歯科治療の先進国であるスウェーデンです。
スウェーデンは、現在ももっとも歯科疾患の少ない国と言われています。
日本では、8020運動という80歳で20本の歯を残そうという活動があります。しかし、少し古い統計になりますが、日本歯科医師会の統計によると、平均値で20本の歯を保有数する年齢層は69歳までなっていました。(平成23年度)
出典:テーマパーク8020 http://www.jda.or.jp/park/relation/teethlife.html#4
成人の歯の数は親知らずをのぞいて、計28本の歯があります。8020運動の80歳で20本の歯があるというのは、ご高齢になっても、若いころと変わらずにご自身の歯でお食事を楽しめるということを意味します。
歯が残っていれば、美味しいものを食べることができる、口元に自信をもって楽しくコミュニケーションができる、運動など噛みしめるような動きも問題なくできるといったように、健康的に過ごすことができます。歯を失ったまま、入れ歯も装着していないと認知症のリスクは、歯が20本以上ある人よりも1.9倍にも高くなることがわかっています。
歯を失わないためにできることといえば、虫歯にならないこと、歯周病を悪化させないことです。毎日、ちゃんと毎食後に時間をかけて歯磨きをしているのに、虫歯になりやすい、歯周病で歯がぐらぐらする、歯茎から出血するといった症状がある方は、歯磨きの方法に問題があるのかもしれません。せっかく、お口の健康に対し高い意識をお持ちなのにもったいないことです。
歯を残すために必要なことは、繰り返しになりますが、予防歯科です。予防歯科を効率的にかつ、効果的に行うために大切なのは、プロフェッショナルケアとホームケアです。
足立区綾瀬にある当院には、小さなお子様をお連れのご家族や、お仕事をリタイアされた方、お仕事の合間をぬってご自身のお口の健康の維持に通われている方など様々な患者様が来院されています。お口の状態は、患者様それぞれによって異なっています。ぜひ、患者様それぞれのお口の状態にあった予防歯科のケアの方法をご一緒に考えていきたいと思っています。予防歯科から始まり、お口の健康から、お身体全体の健康維持に貢献できればうれしく思います。
医療法人社団デンタルケアコミュニティ
あやせ院院長
齋藤 栄崇歯科医師
【経歴】
2006年 日本歯科大学 新潟歯学部卒 大学病院で一般歯科、口腔外科を中心に治療経験を積む
2007年より 一般の歯科医院にて、一般歯科、小児歯科、口腔外科のほか、訪問歯科を多数経験
2011年 あやせ院の院長に就任
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